たのしく書く人からの手紙。


ペンを手に取り、紙を前にしたとき、
自分の中に大きく広がる思い。

ふと、思いついたこと。

大切な誰かに伝えたいこと。

お礼の気持。

どんな言葉で綴ろうか。
どんな色が似合うだろう?
紙は? 封筒は?
筆記具は、ボールペン? 万年筆?
サインペン? 色鉛筆?

白く輝く紙や封筒、
そして、ペンケースに収められた筆記具は、
何気なくそこにあるように見えるけれど、
実は、自分の気持ちを表現するために集まった、
心から頼れる“精鋭”たち。

大きく膨らんだ思いが身体を通り、
精鋭たちの力を借りて、言葉や絵になり
新たな時間を刻み始める。

私たちは、その時間の楽しさや、豊かさを
大切にしてゆきたいと考えています。

メールやSNSなどの発達により、
私たちの生活はずいぶんと便利になりました。
けれども、
その人らしい文字で綴られた手紙やメモに、
思いがけず、より身近さを感じて嬉しくなったり、
楽しくなったりすることは
「書くこと」ならでは得られる
大きな喜びではないでしょうか。

人ぞれぞれに違いがあるように、
思いの表し方にも
様々な表情があっていいのではないかな、
と、私たちは考えています。

「たのしく書く人からの手紙」は、

書くことの豊かさや、楽しさだけでなく、
その手前にある
たくさんの人のこと、作り手の思いを、
皆さんに知っていただく季節のおたよりです。

この手紙を、一人でも多くの方に
読んでいただきたいと願っています。


代表 広瀬琢磨